OPENING MANGA / 3 PAGES
違うLPは作れた。でも、次を読む理由がない。
面白いGIF演出で差別化したのに、数秒で離脱される。「違うこと」と「読み進められること」の差を3ページで描きました。



CTAから逆算必要な疑問と証拠を上へ戻す
→三つの壁を確認読まない・信じない・行動しない
漫画・文章・証拠・CTAへ別々の仕事を持たせ、上から順番につなぐ。漫画LPは、上から思いついた説明を足して作るものではありません。最後に読者へ取ってほしい行動、つまりCTAから逆算して構成します。
そのうえで、読者が持つ「読まない」「信じない」「行動しない」の三つの壁を、ページの上から順番に越えられているか確認します。漫画は入口、文章と図解は理解、実績や事例は信用、CTAは次の一歩を担当します。
ただし、どの商材にも同じテンプレートを当てはめればよいわけではありません。広告、検索、紹介など、読者がどこから来て何を知っているかによって、必要な説明量と順番は変わります。
この記事で分かること
- CTAから逆算して漫画LPの構成を決める方法
- 「読まない・信じない・行動しない」を上から確認する方法
- 漫画、文章、図解、証拠、CTAの役割分担
- GIFを使ったLPから漫画LPへ変えた本人事例と、その限界
- 自社LPへ使える構成表と公開前チェックリスト
漫画LPの構成は、ブロック数より「次へ進む理由」で決める
漫画LPの全体像を解説した柱記事では、ファーストビュー、共感漫画、問題の正体、解決策、証拠、条件、CTAという7ブロックを紹介しました。
この記事で扱うのは、その先です。7個の箱を上から埋めるだけでは、漫画LPのシナリオにはなりません。
一つ前のブロックを読んだ人が、なぜ次を読みたくなるのか。そこまで決めて、初めて一本の流れになります。
たとえば、悩みを描いた直後に商品の機能を並べても、読者の頭には「なぜ今まで解決しなかったのか」が残っています。疑問を飛ばして答えだけ置くと、作り手には自然でも、読者には話が急に見えるんです。
親バカ社長構成は、必要な情報を並べる作業ではありません。読者の疑問へ、一つずつ答える順番を決める作業です。
最初にCTAを決め、そこから逆向きに設計する
最初に決めるのは、漫画のページ数でも、キャラクターでもありません。読後にしてほしい行動です。
- LINEで相談する
- 問い合わせフォームを送る
- 資料を請求する
- 商品を購入する
- 無料体験へ申し込む
一つのLPで主CTAを一つ決めます。次に、その行動をためらう理由を洗い出し、必要な条件、証拠、仕組み、問題、痛みの順で逆にたどります。
DIAGRAM 01 / CTA REVERSE DESIGN

順番を逆算すると、不要な説明も見つかります。CTAへ進む判断に使わない会社沿革、機能、受賞歴を載せるなら、「何となく立派に見えるから」ではなく、どの疑問へ答える証拠なのかを言える状態にします。
コミコCTAから決めると、売り込みの強いページになりませんか?
親バカ社長CTAを増やす話ではありません。相談前に何が不安かを逆算して、必要な説明を先に渡す話です。押す理由より、安心して選べる理由を作ります。
「読まない・信じない・行動しない」を上から順番に越える
漫画LPは、ページ全体を三つに機械的に分割する必要はありません。ただし、読者へ信用や行動を求める前に、その一つ前の壁を越えられているかは上から確認します。
DIAGRAM 02 / THREE BARRIERS

1.読まない|最初に「自分に関係ある」と気づけるか
読者は、会社がどれだけ苦労して商品を作ったかより先に、自分に関係があるページかを見ています。
ここで漫画が担当するのは、商品の説明ではありません。読者が経験している場面、言葉にできなかった違和感、繰り返したくない失敗を見せることです。
確認することは次の三つです。
- 広告や検索結果で約束した内容と、ファーストビューがつながっているか
- 読者に近い人物と場面から始まっているか
- 漫画の後に、問題の原因を知りたくなる疑問が残っているか
目立つ演出があっても、次を読む理由がなければ「読まない」は越えられません。
2.信じない|面白さの次に、仕組みと証拠があるか
漫画を最後まで読んだことと、商品を信じたことは別です。
漫画の後は、問題が起きる理由、解決策の仕組み、向く条件を文章や図解で説明します。そして「本当にそうなのか」という疑問の近くへ、実績、事例、制作物、お客様の声を置きます。
証拠は数が多ければよいわけではありません。主張との対応が分かることが大切です。
- 読まれやすくなったという主張 → ヒートマップや読者の声
- 制作できるという主張 → 実際の制作物
- 成果があったという主張 → 条件付きの数値と事例
一事例の限界や向かない条件も隠しません。都合の悪い条件まで書いてある方が、読者は自分に当てはめて判断できます。
3.行動しない|CTAの先が具体的に見えるか
内容を理解し、証拠にも納得したのに動かない場合、CTAの手前に不安が残っています。
- 自分も対象になるのか
- 相談したら売り込まれないか
- 何を準備すればよいか
- 申し込んだ後に何が起きるのか
- まだ企画が固まっていなくてもよいか
CTAの文言だけを強くする前に、この不安へ答えます。「今すぐ申し込む」より、相談すると何を整理できるかを伝えた方が合うサービスもあります。
コミコ7ブロックは、どの漫画LPでも同じ順番ですか?
親バカ社長基本の疑問は似ています。でも、紹介で来た人と広告で初めて知った人では、最初から持っている信用が違います。固定テンプレートではなく、読者の現在地から並べます。
GIFで差別化したLPは、面白かった。でも結果は出なかった
これは、僕自身がWebコンサルティングの無料相談LPを作ったときの話です。
改善前は、文章中心のLPへGIFを使った面白い演出を入れていました。当時、海外で流行していたのか、成果が出た事例を見たのか、そこは正直に言うと記憶が曖昧です。ただ、「海外で使われているなら、日本でも受けるだろう」と考えて参考にしました。
結果として、ネタとしては面白く、他とは違うLPができました。僕の記憶では、GIFを使った同じようなLPを国内でほかに見たこともありません。
でも、結果は全然でした。
人と違うことにこだわりすぎて、読者が何を知り、なぜ次を読むのかを考えていなかったんです。差別化はできた。でも、ファーストビューの先へ進む理由が弱かった。
誰もやっていないLPを作って満足して、誰も読まない。目的、そっちちゃうやろ。
漫画LPへ変え、内容を極力シンプルにした
そこで、GIF中心のLPを漫画LPへ変え、内容も極力シンプルにしました。
漫画にすると、同じことを説明していても訪問者の入口が軽くなったと感じました。当時のヒートマップでも、以前より簡単にファーストビューを越えて読まれていることが分かりました。
本人事例の結果は次のとおりです。
| 項目 | 確認できている内容 |
|---|---|
| 対象 | Webコンサルティングの無料相談LP |
| 改善前 | 半年ほど運用した中で、1か月の最高が約2% |
| 改善後 | 無料相談申込率の最高月が約13% |
| 売上 | 改善後に月商2倍 |
| アクセス数 | 記憶していないため推測しない |
| 保存資料 | 修正前後LP、ワイヤー、ヒートマップ画像はいずれも残っていない |
当時、実際に届いた声もあります。
「文章だと読む気しないけど、漫画だと自然と読んでしまった」
「途中まで、これは売るためのページだってことに気づかなかった」
「人にものを売るのが好きじゃなかったけど、漫画なら抵抗なく、自信を持って伝えられた」
全部を一気に変えたため、何が何%効いたかは分からない
ここは大事な条件です。
当時の僕は、一か所ずつ変更して検証するという改善の基本を知りませんでした。GIFを外し、漫画へ変え、内容をシンプルにし、LP全体を一気に変更しています。
そのため、約2%から約13%への変化を、漫画だけの効果とは断定できません。漫画、情報量、構成のどれが何%寄与したかも分けられません。
言えるのは、本人の一事例として結果が変わったことと、ヒートマップではファーストビューを越える訪問者が増えたと確認したことです。同じ結果を保証するものではありません。
今なら、CTAの計測を先に整え、できる限り一か所ずつ変更します。失敗から学んだ後に、やっと地味な基本へ戻ってくる。まあ、だいたいいつもそうなんですけどね。
漫画、文章、証拠、CTAへ同じ説明をさせない
漫画LPが長くなる原因の一つは、すべての形式が同じ説明を繰り返すことです。
DIAGRAM 03 / ROLE RELAY

漫画で悩みと変化を見せたなら、直後の文章では漫画のあらすじを繰り返さず、「なぜその問題が起きたのか」を説明します。
証拠は離れた実績一覧へまとめるだけでなく、対応する主張の近くへ置きます。CTAでは商品の説明をやり直さず、次に取る行動と、その先で整理できることを伝えます。
AIを使った漫画の作画工程やキャラクター固定は、ChatGPTでAI漫画を作る手順へ役割を渡します。この記事では、作画前の情報設計に集中します。
漫画LP構成シート|一つのブロックで一つの疑問へ答える
構成を作るときは、各ブロックを次の表へ入れます。情報が多くても、一つのブロックで答える主な疑問は一つです。
| 順番 | 越える壁 | 読者の疑問 | 一つだけ伝えること | 担当形式 | 必要な証拠 | 次へ進む理由 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 読まない | 自分に関係ある? | 対象読者と変化の約束 | コピー・象徴的な絵 | 流入元との一致 | 自分の悩みか確かめたい |
| 2 | 読まない | これは自分の状況? | 痛みと失敗場面 | 漫画 | 読者の言葉・実際の場面 | 原因を知りたい |
| 3 | 信じない | なぜ解決しなかった? | 問題の正体 | 文章・図解 | 観察・一次情報 | 解決方法を知りたい |
| 4 | 信じない | どう変わる? | 解決策の仕組み | 文章・図解 | 制作物・デモ | 本当にできるか確かめたい |
| 5 | 信じない | 信じていい? | 主張に対応する根拠 | 実績・事例・声 | 条件付きの証拠 | 自分にも合うか知りたい |
| 6 | 行動しない | 自分でも大丈夫? | 条件、流れ、不安解消 | 表・FAQ | 料金・工程・対応範囲 | 次の行動を知りたい |
| 7 | 行動しない | 何をすればいい? | 行動と、その先で整理できること | CTA | 相談条件 | 行動する |
会社紹介、機能、実績を追加したい場合は、「どの行の、どの疑問へ答える情報か」を決めます。置き場所を言えない情報は、別ページへ渡すか、削る候補です。
CTAから漫画LPを作る6ステップ
- 主CTAを一つ決める:相談、購入、資料請求など、読後の行動を一つにします。
- CTAをためらう理由を書く:価格、対象者、準備、売り込みへの不安などを出します。
- 信じるための証拠をそろえる:実績、事例、制作物、お客様の声を主張と対応させます。
- 解決の仕組みを一文にする:商品名ではなく、なぜ状況が変わるのかを書きます。
- 読者の痛みを一場面へする:漫画で演じる、二度と繰り返したくない瞬間を決めます。
- 上から声に出してつなぐ:「だから次を読む」が切れる場所を探し、一度に全部直さず検証します。
広告から漫画LPへつなぐ場合は、漫画広告と漫画LPの役割分担も合わせて確認してください。広告で見せた主人公、痛み、約束、次の行動をLPで受け取ります。
公開前チェック|三つの壁を越えられているか
読まない
- 最初の画面だけで対象読者と悩みが分かる
- 広告・検索結果の約束とLP冒頭が一致している
- 漫画が会社紹介ではなく、読者の場面から始まる
- 各ブロックに次を読む理由がある
信じない
- 主張だけでなく、変化する仕組みを説明している
- 主張の近くに対応する証拠がある
- 漫画の感情だけで商品を信じさせようとしていない
- 一事例を平均や保証へ広げていない
- 向かない条件や確認できない情報を隠していない
行動しない
- CTAを押した後に何が起きるか分かる
- 相談すると整理できることが具体的に書かれている
- 対象者、流れ、準備、不安へ答えている
- 複数の異なる主CTAへ行動が分散していない
- CTAクリックと相談完了を計測できる
公開後は、読了とCTAを分けて確認する
構成は、公開したら終わりではありません。
Google Adsの公式ヘルプでも、広告とランディングページの内容やCTAを一致させることが案内されています。GA4ではクリックや相談完了などの重要な行動をイベント・キーイベントとして計測できます。Microsoft Clarityのスクロールマップでは、ページのどこまで到達したかを確認できます。
- Google Ads「広告とランディングページの最適化」(2026年8月26日確認)
- Google Analytics「イベント」(2026年8月26日確認)
- Google Analytics「キーイベント」(2026年8月26日確認)
- Microsoft Clarity「Scroll maps」(2026年8月26日確認)
漫画を変えたのに読了が変わらないなら、入口の場面や流入との一致を確認します。読了は増えたのにCTAが動かないなら、証拠、条件、不安解消を確認します。
一度に全部を変えると、何が効いたか分かりません。これは昔の僕が、実際にやった失敗です。今度は一か所ずついきましょう。
まとめ|人と違うLPより、読者が次へ進めるLPを作る
- CTAから逆算し、読者の疑問を上へ並べる
- 「読まない・信じない・行動しない」を上から順番に確認する
- 漫画、文章、証拠、CTAへ別々の仕事を持たせる
- 面白さや差別化を、読む理由の代わりにしない
- 一度に全部変更せず、読了とCTAを分けて検証する
漫画LPは、漫画を置いた瞬間に完成するものではありません。読者の痛みから始まり、仕組みを理解し、証拠を確認し、自分に合うと判断して、次の一歩へ進める。その順番までつながって、初めて働くページになります。
漫画LPを自作するか、誰かへ依頼するか迷っている場合は、企画・漫画・文章・実装・改善のうち、自社に残せる仕事から判断してください。



