OPENING MANGA / 3 PAGES
読まれている。でも、予約相談は0件。
反応が見えた安心から全部を一気に変え、何が効いたか分からなくなる。公開後の改善で繰り返したくない失敗を3ページで描きました。



主CVを決める予約相談をゴールにする
→上流から診断読まない・信じない・行動しない
GA4で件数、Clarityで離脱場所を見て、一か所ずつ直す。漫画LPを公開したのに問い合わせが増えないとき、最初に漫画を描き直す必要はありません。
まず、判断できるだけのアクセスがあるかを確認します。次にCTAまでのCVRを見て、納得できない場合はヒートマップで離脱箇所を確認します。そのうえで、ファーストビュー、オファー、下流の離脱箇所という順で、一か所ずつ直します。
ただし、CTAクリック率は途中の数字です。この記事では、顧客が本当に欲しい成果である予約相談の完了を主なCVとし、その先の相談実施まで分けて考えます。
この記事で分かること
- 問い合わせが増えないときに確認する数字の順番
- 7つの原因を「読まない・信じない・行動しない」へ分ける方法
- GA4とClarityを、同じ役割だと思わず使い分ける方法
- 一度に全部を変えず、一か所ずつ反応を探る手順
- 予約後のドタキャンを、LPのCVRと分けて確認する方法
最初に「何を問い合わせと数えるか」を決める
問い合わせ数を改善する前に、最終地点を一つ決めます。
LINEボタンのクリック、フォームを開いた回数、予約画面への移動は、どれも途中の行動です。サービス提供者が本当に必要としているのが予約相談なら、主な成果地点は予約完了です。
さらに、予約されたことと、実際に相談が行われたことも別です。
| 段階 | 確認すること | 役割 |
|---|---|---|
| CTAクリック | ボタンが押されたか | 興味と導線の途中指標 |
| 予約開始 | 予約画面やフォームへ進んだか | 入力開始の途中指標 |
| 予約相談完了 | 予約が確定したか | この記事の主CV |
| 相談実施 | 実際に相談できたか | 事業上の下流成果 |
クリック率だけが上がっても、予約相談が増えていなければ、顧客が欲しい結果には届いていません。
コミコCTAが押されているなら、LPは成功と考えてよいですか?
親バカ社長途中までは進めています。でも、欲しいのが予約相談なら、クリックでゴールにはしません。予約と実施まで、別々に見ます。
確認順は、アクセス量から予約相談まで上からたどる
本人が漫画LP公開後に確認する順番は、次のとおりです。
- アクセスが案件ごとの基準値以上あるか確認する
- CTAまでのCVRを確認する
- 数値に納得できなければヒートマップを見る
- ファーストビューの離脱を最優先で確認する
- 次にオファーを確認する
- その後、離脱箇所を上から順に修正する
ここでいう基準値は、すべての漫画LPへ共通する合格ラインではありません。流入元、期間、商品、価格、予約までの距離が違うため、この記事では「○アクセスあれば判断できる」といった数字は作りません。
DIAGRAM 01 / DIAGNOSIS FUNNEL

GA4では、ランディングページ、流入元、CTAクリック、予約完了などの行動を分けて確認します。Clarityでは、スクロールマップ、クリックマップ、録画から、どの部分が見られ、どこで止まったかを確認します。
GA4は「何件起きたか」、Clarityは「その前後で何が起きていたか」を考える材料です。どちらか一つで読者の気持ちを断定しません。
漫画LPで問い合わせが増えない7つの原因
DIAGRAM 02 / SEVEN CAUSES

1.流入元の約束とLP冒頭が一致していない
広告では「集客の悩み」を約束したのに、LPを開くと会社紹介から始まる。検索結果では費用を知れるように見えたのに、料金の考え方へなかなか到達しない。
このズレがあると、漫画の質を直す前に離脱されます。
流入元ごとに、次を確認します。
- 広告や検索結果で使った言葉
- 最初の画面で約束している変化
- 漫画に登場する人物と悩み
- CTAで案内している行動
広告からLPへの受け渡しが切れている場合は、漫画広告と漫画LPの役割分担で入口から確認してください。
2.ファーストビューで対象読者と悩みが分からない
アクセスはあるのに最初の画面付近で離脱しているなら、最優先はファーストビューです。
会社名、受賞歴、抽象的なキャッチコピーより先に、「誰の、どんな状態を変えるページか」が見えるか確認します。漫画の1コマ目も同じです。読者に近い人物が、読者の経験した場面へ立っている必要があります。
本人も、GIFを使ったLPから漫画LPへ変更した際、ヒートマップで以前よりファーストビューを越えていることを確認しました。ただしLP全体を一度に変えたため、漫画だけの効果とは断定できません。
3.漫画の後に、次の説明を読む理由がない
漫画を最後まで読まれたことと、サービスを理解されたことは別です。
漫画の後に同じあらすじを文章で繰り返すと、読者の疑問が進みません。漫画で痛みを見せたなら、次は「なぜ起きたのか」。原因を説明したなら、次は「どう変えるのか」。一つ前の答えが、次の疑問を生んでいるか確認します。
公開前の配置順から見直す場合は、漫画LPの構成とシナリオの作り方を使ってください。本記事では、公開後に切れた場所を見つけることへ集中します。
4.解決の仕組みと向く条件が理解できない
漫画で共感できても、「なぜこのサービスなら変わるのか」が分からなければ予約相談には進めません。
商品名や機能の数ではなく、次を確認します。
- 何が原因で今まで解決しなかったのか
- どの仕組みで状況が変わるのか
- どんな人、商品、段階に向くのか
- 漫画ではなく文章や図解で残す条件は何か
理解されていない場所へ、お客様の声だけを追加しても、信じる前提ができていません。
5.主張に対応する証拠が不足、または離れている
「読まれる」「伝わる」「相談につながる」と書くなら、それぞれに対応する証拠が必要です。
制作物、ヒートマップ、条件付きの数値、お客様の声を、ページ末へ一括で置くだけではなく、対応する主張の近くへ置きます。一事例の数字を平均や保証へ広げず、確認できないアクセス数や寄与率も作りません。
証拠は多さより、どの主張へ答えているかです。
6.オファーとCTAの先が具体的に見えない
ファーストビューの次に本人が優先して確認するのがオファーです。
「お問い合わせ」「無料相談」だけでは、読者は次を判断できません。
- 誰が相談してよいのか
- 相談すると何を整理できるのか
- 何を準備すればよいのか
- 相談時間と実施方法
- 契約義務があるのか
- 相談後に何が起きるのか
CTAの色を変える前に、押した先の不安へ答えているかを確認します。
コミコCTAの一言を変えるだけでも、改善になりますか?
親バカ社長なります。僕も短いマイクロコピーを一言だけ変える試みはしていました。ただ、文言だけで全部直るとは決めません。止まった場所と仮説が先です。
7.CTA、フォーム、予約、計測に不具合や負担がある
CTAが押されても予約相談が増えないなら、クリック後を確認します。
- リンク先が正しいか
- スマホで入力できるか
- 必須項目が多すぎないか
- エラー内容が分かるか
- 予約可能な日時が見つかるか
- 送信後に予約完了が分かるか
- 実際の予約件数と計測結果が一致するか
本人が約2%から約13%へ改善した当時は、CTAクリック後まで計測していませんでした。そのため、当時どこで何人が離脱したかは分かりません。分からない数字は、今から作ってもデータにはならないんですよね。
「読まない・信じない・行動しない」を上から確認する
7原因は、三つの壁へ整理できます。
| 壁 | 原因 | 最初に見る場所 |
|---|---|---|
| 読まない | 流入不一致、FV、漫画後の切断 | 流入元、最初の画面、スクロール到達 |
| 信じない | 仕組み・条件、証拠 | 説明到達、主張と証拠の対応 |
| 行動しない | オファー、CTA・フォーム・予約 | CTAクリック、予約開始、予約完了 |
読まれていない段階で実績を増やしても、その実績まで届きません。信じられていない段階でCTAを強くしても、押す理由がありません。上流で止まっているなら、下流より先に上流を直します。
一度に全部を変えず、一か所ずつ反応を探る
本人の改善前後では、GIFを外し、漫画へ変え、内容をシンプルにし、LP全体を一度に変更しました。
結果は変わりました。ただし、何が何%効いたかは分けられません。当時は一か所ずつ改善するルール自体を知らなかったんです。結果が良くても、次に再現するためのデータが残らない。そこは失敗でした。
DIAGRAM 03 / ONE CHANGE LOOP

一か所改善の5ステップ
- 予約相談と相談実施を含む現在の数字を保存する
- 流入元と端末を分け、最初に止まる場所を一つ選ぶ
- 「ここを変えると何が動くか」を一文で書く
- 一か所だけ変更し、ほかの条件をできるだけそろえる
- 結果を残す、戻す、次を試すのどれかへ決める
アクセスが少ない場合は、短期間の増減だけで勝ち負けを決めません。録画、問い合わせで実際に聞かれた質問、営業時の誤解も仮説の材料にします。ただし、少人数の声を全員の理由へ一般化しないことも大切です。
一か所改善シート
| 記録項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 期間・流入元・端末 | 何と何を比べるか |
| 主CV | 予約相談完了 |
| 下流成果 | 相談実施 |
| 止まった場所 | FV、オファー、CTA、予約など |
| 仮説 | なぜ止まったと考えたか |
| 変更する一か所 | 見出し、証拠、マイクロコピーなど |
| 変更しないもの | 同時に触らない範囲 |
| 結果 | 数字と観察を分けて記録 |
| 次の判断 | 残す、戻す、次を試す |
予約後のドタキャンは、LPのCVRと分けて直す
予約相談が増えても、当日に実施されなければ事業上の成果には届きません。
本人の経験でも、申込み後にドタキャンされることはよくありました。だから、予約完了をCVとして数えた後も、相談実施数を別に確認します。
ドタキャン防止では、次を確認します。
- 予約直後に日時、方法、所要時間が分かる
- オンライン相談のURLや当日の入り方が分かる
- 準備するものと、準備不要なものが分かる
- 前日や当日に確認できる案内がある
- 日時変更やキャンセルの連絡方法が分かる
- 相談で整理する内容と、契約義務がないことが分かる
ドタキャンが起きた理由を本人へ確認できる場合は、理由を記録します。理由が分からないまま「意欲の低い客だった」と決めつけません。
コミコ予約は増えたのに相談が減ることもあるんですね。
親バカ社長あります。予約完了と相談実施を一つの数字にすると、LPが悪いのか、その後の案内が悪いのか分からなくなります。
公開後の診断チェックリスト
計測
- GA4と実際の予約件数が大きくずれていない
- CTAクリック、予約完了、相談実施を分けている
- 流入元と端末を分けて確認できる
- 変更前の画面と数字を保存している
読まない
- 流入元の約束とファーストビューが一致している
- 最初の画面で対象読者と悩みが分かる
- 漫画の後に次を読む疑問が残る
- Clarityで重要部分への到達を確認している
信じない
- 解決の仕組みと向く条件を説明している
- 主張の近くに対応する証拠がある
- 一事例を平均や成果保証へ広げていない
- 確認できない数字を補っていない
行動しない
- オファーの対象と内容が具体的である
- CTAの先で何が起きるか分かる
- スマホで予約を完了できる
- 実際の予約件数と計測値を照合している
予約後
- 予約日時、方法、所要時間をすぐ確認できる
- 前日・当日の案内がある
- 日時変更の方法が分かる
- 予約相談と相談実施を別々に記録している
参考にした公式情報
- Google Analytics「Landing page」(2026年8月26日確認)
- Google Analytics「Traffic acquisition report」(2026年8月26日確認)
- Google Analytics「About events」(2026年8月26日確認)
- Google Analytics「How to measure key events」(2026年8月26日確認)
- Microsoft Clarity「Heatmaps overview」(2026年8月26日確認)
- Microsoft Clarity「Scroll maps」(2026年8月26日確認)
全部を直す前に、最初の一か所を整理する
アクセス、ファーストビュー、オファー、CTA、予約相談のどこで止まっているか分からない場合は、現在のLPと計測状況から一緒に整理できます。
相談で確認するのは、漫画を増やすかどうかだけではありません。主CV、最初の離脱箇所、先に直す一か所、変更前に保存する数字までを分けます。漫画が向かない場合は、無理に入れません。
まとめ|問い合わせゼロなら、最上流の一か所から直す
- まず判断できるアクセス量があるか確認する
- CTAクリックではなく、予約相談完了を主CVにする
- GA4で件数、Clarityで離脱場所を確認する
- ファーストビュー、オファー、下流の順で見る
- 「読まない・信じない・行動しない」を上から診断する
- 一度に全部を変えず、一か所ずつ反応を探る
- 予約相談と相談実施を分け、ドタキャンも下流で確認する
漫画LPの全体を作り直す前に、どこで止まっているかを一つ決めてください。
漫画LPの全体像を確認したい場合は柱記事へ、配置順から再設計する場合は漫画LPの構成とシナリオへ戻れます。大丈夫、最初の一か所が決まれば、改善は始められます。



