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Kindle本を出版後に営業へ使う方法|売上以外の7つの活用先

Kindle本は売上だけで評価する必要はありません。プロフィール、商談前送付、提案後フォローなど7つの活用先を、販売0冊の本から30万円の漫画制作依頼につながった一事例と活用シートで解説します。
Kindle本を出版後に営業へ使う方法|売上以外の7つの活用先

OPENING MANGA / 3 PAGES

出版した。でも、商談ではまた
最初から。

販売数だけを見て本をしまい、商談では同じ説明を何度も繰り返す。本はあるのに使い方が分からない痛みと、その原因を3ページで描きました。

桃原ミオがKindle本の出版を喜ぶが、販売数0を見て、売れない本は仕事にも使えないと考えて引き出しへしまう漫画1ページ目
同じ会議室で右から左へ朝・昼・夕の順に経歴説明を繰り返した桃原ミオへ、夜に入口から入った緑川マドカが引き出しの本を示し、使い方を問いかける漫画2ページ目
研究所で親バカ社長とコミコが、Kindle本の営業活用には誰に・どこで・次に何をしてほしいかの設計が必要だと分析する漫画3ページ目

出版しただけ本の置き場所が決まらない

一つの導線へ置く相手・場所・次の行動・記録

販売数と事業上の反応を分け、今ある一冊に一つの仕事を持たせる。

Kindle本は、販売数だけで評価する必要はありません。ただし、出版しただけで営業資産になるわけでもないんです。

本を仕事で使うなら、誰に読んでほしいか、顧客導線のどこへ置くか、読後に何をしてほしいか、何を記録するかを決めます。最初から七か所すべてへ広げず、一冊を一つの導線へ置いて反応を確かめます。

この記事で分かること

  • 本の販売成果と、仕事での活用成果を分けられる
  • 出版後の本を置ける7つの場所が分かる
  • 商談前・商談中・商談後で、本の役割を変えられる
  • 本から次の行動を一つに絞れる
  • 販売数以外に残す記録を決められる

「売れた本」と「仕事で働いた本」は、同じではない

Amazonで何冊売れたかは、書籍販売の結果です。一方で、本を見た人がプロフィールを確認した、商談前に考え方を知った、具体的な質問をした、相談したという変化は、事業上の結果です。

どちらも大切ですが、同じ数字ではありません。

見る結果具体例分かること
書籍販売注文数、既読ページ、ランキングAmazon内で本が読者へ届いたか
信用形成著者ページ、プロフィール、制作実績の閲覧著者と事業を知る入口になったか
商談本に関する質問、商談前の共有事項ゼロからの説明を減らせたか
行動問い合わせ、予約、資料閲覧本のあとに次の行動が起きたか

販売数が伸びていても、事業への導線がなければ営業成果は分かりません。逆に販売数が少なくても、本の存在が信用や会話の入口になることはあります。

DIAGRAM 01 / TWO RESULTS

Kindle本の販売数・既読・ランキングという書籍販売の結果と、プロフィール閲覧・質問・相談・商談という事業上の結果を二本に分けた図解
本が売れたかと、本が仕事の入口になったかは別の結果です。同じ列へ混ぜません。

販売0冊の本から、30万円の漫画制作依頼につながった

僕が最初に出したKindle本は、SNSで一度も告知しませんでした。販売数は0冊です。本の売上だけで判断すれば、成果は出ていません。

それでも、「本を出した人」という事実が漫画制作の相談につながり、その相談が30万円の仕事になりました。

ここで盛ってはいけない部分があります。相談者がどこで本を知ったのか、実際に購入して読了したのか、当時どんな言葉をくれたのかは確認できていません。だから「本を読んで感動した人が依頼してくれた」とは書けません。

確認できているのは、販売0冊だったことと、出版実績が相談の入口となり30万円の仕事につながったことです。

本の価値は販売数だけでは決まらない。僕はこの経験からそう判断しています。ただし、販売0冊なら仕事が来る、という意味ではありません。それで自動的に仕事が来るなら、話はずいぶん簡単です。

大切なのは、本を出した事実を放置せず、相手が必要なタイミングで見つけられる場所へ置くことです。

コミココミコ
全部読んでもらわないと、本を営業に使ったことになりませんか?
親バカ社長親バカ社長
必要な章や考え方が伝わり、会話が進めば役割を果たす場合があります。ただし、読んでいない人を読者扱いして成果を盛らないことです。

実物で見る|親バカ社長のKindle本

理屈だけで「本は仕事に使えます」と言っても、具体物がなければ説得力がありません。そこで、親バカ社長が公開名義で出しているKindle本8冊を、Amazonリンク付きで紹介します。サイト内に表紙原本がある7冊は、実物の表紙も掲載します。

先頭の『Kindle本は、1冊も売れなくていい。』は、この記事と同じく、販売数だけで本の価値を決めない考え方を扱った一冊です。ほかにも漫画LP、AI漫画、広告、仕事術、子育てまで、テーマごとに本を作っています。

ここで見せるのは「何冊売れたか」という自慢ではありません。考えや経験を、相手が確認できる具体物へ変えた実例です。

Kindle本は、1冊も売れなくていい。の表紙

FEATURED BOOK / KINDLE活用

『Kindle本は、1冊も売れなくていい。』

販売数だけでは測れない、本を出す意味と仕事へのつなげ方を掘り下げた一冊です。Amazonで本を見る ↗
BOOK 08 / 公開著書悪魔の『超』実行力Amazonで見る ↗Kindleの制作実績をまとめて見る ↗

Kindle本を営業へ使う7つの配置先

次の7つは、親バカ社長の成果実績を七つ並べたものではありません。自分の顧客導線で、どこへ本を置けるかを検討するための配置案です。

DIAGRAM 02 / SEVEN PLACEMENTS

Amazon著者ページ・自社プロフィール・商談前・商談中・提案後・既存顧客・セミナーや記事の7地点へKindle本を配置する顧客導線の図解
七つは成果実績ではなく配置候補です。最初は読者に近い一地点だけを選びます。
活用先誰に見せるか本の役割次の行動確認すること
1. Amazon著者ページAmazonで著者名を見た人著書と略歴を一か所にまとめる他の著書・著者情報を見る著者名と本が正しく紐づいているか
2. 自社プロフィール・制作実績Webサイトで経歴を調べる人専門性を具体物で示すサービス・実績を見る本の紹介からどのページへ進んだか
3. 問い合わせ返信・商談前案内相談日程が決まった人前提となる考えを先に共有する関係する章や紹介ページを見る商談で本に関する質問が出たか
4. 商談中の共通資料説明を聞いている相手抽象的な説明を章や図へ戻す話したい論点を選ぶゼロから説明した時間が減ったか
5. 提案後のフォロー比較・検討中の相手判断材料を持ち帰ってもらう補足ページや問い合わせへ進む再質問・再訪・返信があったか
6. 既存顧客の理解・教育契約済みの顧客・参加者方針や用語を繰り返し説明する関連章を確認して実践する同じ質問や認識違いが減ったか
7. セミナー・メール・記事への再展開まだ本を知らない見込み客一冊の内容を短い入口へ分ける本・補足記事・相談へ進むどの入口から反応したか

1. Amazon著者ページ

Amazon KDPの公式ヘルプでは、著者セントラルを使って著者ページへ本と略歴をまとめられると案内しています。本を一冊ずつ点在させず、「誰が、何について書いているか」を確認できる入口です。

Amazon KDP「著者セントラル」(2026年8月28日確認)

著者名の表記が本ごとに違うと、著書が同じページへまとまらないことがあります。公開後の活用以前に、著者名と著者ページの状態を確認します。

2. 自社プロフィール・制作実績

プロフィールへ表紙だけを並べるのではなく、その本が誰のどんな疑問に答えるかを一文で添えます。

親バカ社長HPでも、Kindleの制作実績から公開名義の著書を確認できるようにしています。冊数を権威として見せるためではなく、実際に企画し、作り、公開していることを示す具体物として置いています。

3. 問い合わせ返信・商談前案内

商談前に本を渡す目的は、全部読んでもらうことではありません。相談内容と関係する章や考え方を案内し、当日の会話を一段先から始められるかを試します。

「事前に全ページ読んでください」では、相談前の宿題が増えます。案内するなら、なぜ関係するのか、どこを見ればよいかを短く添えます。

4. 商談中の共通資料

口頭説明で話が広がったとき、本の章、漫画、図へ戻れるようにします。本は営業担当の代わりに契約を決めるものではありません。お互いが同じ前提を見ながら質問できる、共通資料として使います。

5. 提案後のフォロー

提案後に本を案内する場合は、「詳しくは本を読んでください」で終わらせません。検討中の疑問と関係する箇所を示し、質問先や補足ページを一つだけ置きます。

6. 既存顧客の理解・教育

契約後も、方針や用語を何度も説明する場面があります。関係する章を共通資料にすれば、認識をそろえる助けになります。

ただし、古くなった情報を放置しないこと。KDPでは出版後に更新できる項目と、新しい版が必要になる変更があります。Amazon KDP「本の更新」で現行ルールを確認し、大きな変更を既刊へ無理に上書きしません(2026年8月28日確認)。

7. セミナー・メール・記事への再展開

一冊の内容を、セミナーの論点、メールの一テーマ、記事の図解などへ分けて案内できます。第三者の文章・画像・素材を含む場合は、再利用できる権利範囲を確認します。

Amazon KDPも、メールやWebサイトを使った本の販促を案内しています。ただし、日本では利用できないギフト・プレビュー関連機能があります。海外向けの機能を、そのまま日本でも使える前提にしません。

Amazon KDP「本の販促」(2026年8月28日確認)

一冊につなぐ「次の行動」は一つに絞る

本を置いただけでは、読者は次に何をすればよいか分かりません。一方で、相談、メルマガ、動画、別の本、SNS、サービス一覧を全部並べると、今度は選べなくなります。

最初に試す導線では、次の行動を一つに絞ります。

  • サービスの条件を知ってほしいなら、サービス詳細ページ
  • 自分に合うか整理してほしいなら、無料相談
  • まだ検討前なら、関連する記事や資料
  • 既存顧客なら、実践手順や確認ページ

DIAGRAM 03 / ONE NEXT ACTION

対象読者からKindle本、関係する章、補足ページ、相談または実践という次の行動へ一本でつなぐ図解
一冊から複数の出口へ分岐させず、最初に確かめる次の行動を一つにします。

本の中へURLや案内を追加する場合は、リンク先が長く使えるか、スマホで開けるか、出版後に差し替えが必要にならないかも確認します。リンク切れのCTAは、閉店した店の地図を配り続けるようなものです。作った側も読む側も、誰も幸せになりません。

販売数以外に、何を記録するか

本が仕事へつながったかを、感覚だけで決めないようにします。

すべてを厳密に追跡できなくても、次の記録は残せます。

  • 問い合わせフォームへ「何を見て知ったか」を追加する
  • 本専用のURLや案内ページを用意する
  • 商談で本を知っていたか、どの章が気になったかを聞く
  • 本を案内した日と、その後の質問・返信を記録する
  • 書籍販売数と、相談・商談・契約を別の列にする
コミココミコ
本がきっかけだったと、どうやって確認しますか?
親バカ社長親バカ社長
問い合わせ項目、専用リンク、商談時の質問で確認します。分からない経路は分からないまま残す。僕の30万円事例も、確認できない部分は足していません。

専用リンクを作っても、本以外の場所へ同じURLを貼れば経路は混ざります。確認できたことと推測を分け、「たぶん本のおかげ」を成果へ足さないことが大切です。

本を営業へ使わない方がよい条件

出版済みだからといって、すべての商談へ本を押し込む必要はありません。

  • 本のテーマと、現在の商品・相談内容が離れている
  • 内容や数字が古く、誤解を生む
  • 守秘義務や第三者の権利に関わる内容がある
  • 読者に必要な章を示せず、読む負担だけを増やす
  • 本のあとの問い合わせ先や補足情報が切れている
  • 本を読んだことを前提にしないと商談が成立しない

この場合は、短い記事、FAQ、営業資料の方が向くことがあります。本を使うことが目的になると、また順番が逆です。

一冊を一つの導線へ置く5ステップ

  1. 読んでほしい相手を一人に絞る:新規見込み客、検討中の相手、既存顧客などを混ぜません。
  2. 顧客導線の一地点を選ぶ:まずプロフィール、商談前、商談後など一か所だけ選びます。
  3. 本の役割を一文にする:「専門性を証明する」「前提を共有する」など、仕事を一つにします。
  4. 次の行動を一つ決める:サービス詳細、質問、相談、実践ページなどから一つ選びます。
  5. 反応を記録して続けるか決める:質問、閲覧、相談などを確認し、配置を残すか変えるか判断します。

本をまだ作っておらず、依頼範囲から整理したい場合は、Kindle出版代行・出版プロデュースの違いで、原稿の状態と任せたい工程を確認できます。制作費と自分の作業を分けたい場合は、Kindle出版はどこまで無料かをご覧ください。

出版後活用チェックリスト

  • [ ] 読んでほしい相手を一人に絞った
  • [ ] 本を置く場所を一か所決めた
  • [ ] その場所で本が担当する役割を決めた
  • [ ] 読んでほしい章や理由を短く添えた
  • [ ] 読後の次の行動を一つにした
  • [ ] リンク先をスマホで開いて確認した
  • [ ] 本文・画像・引用素材を再利用できるか確認した
  • [ ] 書籍販売と事業上の反応を分けて記録する
  • [ ] 本を読んでいない人にも商談が成立する
  • [ ] 古い情報とリンクを定期的に見直す

親バカ社長の結論

販売数は大切です。でも、販売数だけで本の仕事を決める必要はありません。

僕の最初の本は販売0冊でした。それでも、出版した事実が30万円の漫画制作相談の入口になりました。だからといって、本を出せば仕事が来るとは言いません。確認できない経路を、都合よく成功物語へ足すこともしません。

持ち帰ってほしいのは、本を出版物のまま放置せず、顧客導線の一地点で役割を与えるという考え方です。

まず一冊、置く場所を一つ、次の行動を一つ。そこから反応を見ます。作った本を増やす前に、今ある一冊が働ける場所を決めてください。

原稿を一冊の漫画Kindleへ組み上げる親バカ社長とコミコ

KINDLE PUBLISHING

何冊売るかの前に、
何を伝える本か。

テーマが固まっていなくても大丈夫です。持っている経験、自分で担える工程、外へ頼む工程、出版後に使う場面を整理し、漫画Kindleにするべきかも含めて確認します。
  • 誰に向く本か
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